ほけんスコア

トップ保険の知識生命保険終身保険とは?|その特徴と確認すべき3つのポイント
生命保険 ・ 保険の仕組み

終身保険とは?|その特徴と確認すべき3つのポイント

公開日:2026-09-19更新日:2026-09-19
終身保険とは?|その特徴と確認すべき3つのポイント

終身保険は保険期間に限りがなく、保障が一生続く生命保険です。しくみや特徴などの基礎知識から、加入時に確認したい3つのポイント、活用例までをわかりやすく整理します。

終身保険とは、保険期間に限りがなく、保障が一生涯続く生命保険です。生命保険には、ほかにも定期保険や養老保険がありますが、どちらも保険期間には限りがあります。

そのため、終身保険には終身保険ならではの活用法があります。たとえば、自分のお葬式代を遺族に負担させたくない場合、お葬式代分の終身保険に入っておけば家族にお金を残すことができます。人はいつか必ず死亡しますが、いつ死亡するかはわかりません。だからこそ、お葬式代のような「いつか必ず必要になるお金」の備えには、保障が一生続く終身保険が適しています。

保険は決して安くない商品です。せっかく加入した保険を無駄にしないためには、終身保険はもちろん、定期保険や養老保険も含めて、生命保険がどのような保険であるかを基礎知識として理解しておくことが大切です。ここでは終身保険について、しくみや特徴をわかりやすく解説するとともに、加入するときの確認ポイントや活用例も紹介します。

終身保険とは

終身保険とは、一生涯、死亡保障が続く生命保険です。終身保険の「終身」とは、まさに一生という意味です。したがって終身保険に加入しておくと、何歳で亡くなったとしても死亡保険金を受け取ることができます。そういう意味では、保険料の払い損にはなりにくい保険といえます。

また終身保険には、長く加入しているとお金が貯まっていくという性質もあります。このことを利用すると、将来必要となる資金を終身保険で準備していくこともできます。しくみを理解して、うまく活用しましょう。

生命保険の基本となる3種類のひとつ

生命保険には、終身保険、定期保険、養老保険と、基本となる保険が3種類あります。この3つの保険は、保険期間や貯蓄性の有無などに違いがあります。

このうち終身保険は、一生涯死亡保障が続く保険で、保険期間に終わりはありません。つまり保険としての満期はなく、いつかは必ず保険金を受け取れることになります。そのため、保険期間が一定で保険金を受け取れない可能性のある定期保険と比べると、保険料は割高になっています。

終身保険のしくみ

死亡保障が一生涯続き、契約した保険金額はずっと一定です。保険料は、生きていて保険を継続している限り払い続ける「終身払い」もありますが、通常は60歳・65歳など、加入時に決めた年齢までに全て払い終える「短期払い」にすることが多いようです。

貯蓄性があり解約返戻金がある

終身保険では、いつか必ず訪れる保険金の支払いに備えて、保険料の一部が積み立てられています。そのため途中で解約した場合には、その積立金の中から解約返戻金というかたちでお金が戻ってきます。ただし、解約すると保険は終了し、その後の保障はなくなりますので注意が必要です。

解約返戻金は、加入して年月が経過するにしたがって金額が大きくなっていきます。また一般的に、保険料を短期払いにして払い終わった場合は、そのあたりから解約返戻金が支払った保険料の総額よりも多くなる傾向があります。支払保険料総額に対する解約返戻金の割合を「返戻率」といいますが、解約返戻金の額のほうが大きくなる(返戻率が100%を超える)と、解約によりお金が増えて戻ってくることになります。これが終身保険の貯蓄性が高いといわれる理由です。終身保険を貯蓄として利用する場合は、この返戻率が大きいほどお金が増えることになります。

解約返戻金額(イメージ)保障・貯蓄は一生涯継続保険料払込終了解約返戻金が払込保険料総額を上回る契約経過年数 →払込保険料累計(目安)払込期間中の元本割れゾーン

解約返戻金の推移イメージ ※実際の金額・時期は商品・契約時期・払込方法により異なります

保険料を支払う期間

終身保険の保険料の支払期間には、大きく分けて次の2種類があります。

支払方法内容
終身払い保険が続く限り、すなわち生存している限り保険料を払い続ける方法
短期払い加入時に保険料の支払いをいつまでに終えるか(保険料払込期間)を決めて、それまでに全ての保険料を支払う方法。60歳・65歳など定年退職年齢にあわせて払い終えるようにすれば、退職後は保険料を支払うことなく死亡保障を確保できる

保険料払込期間が終了することを終身保険の「満期」だと思っている方もいますが、保険料を支払い終わるだけで満期ではなく、終身保険はその後も継続します。また、貯蓄のために終身保険に加入する場合は、保険料払込期間をいつまでにするかによって解約返戻金の増え方が違ってきますので注意が必要です。

貯蓄用の一時払いタイプもある

通常の終身保険とは別に、貯蓄用の商品として一時払終身保険があります。一時払終身保険では、加入時にすべての保険料を支払い、それを生命保険会社が運用します。一定期間経過後に解約すると、支払った保険料よりも大きい解約返戻金を受け取れる場合があり、死亡保障というよりも貯蓄が目的の商品といえます。本記事では、原則としてこの一時払終身保険ではない、一般的な終身保険について説明しています。

理解しておきたい終身保険の特徴

ここまでみてきたように、終身保険には以下のような特徴があります(一時払いを除く)。

  1. 保険期間は終身(満期はない)
  2. 貯蓄性があり、解約すると解約返戻金がもらえる(ただし保障はなくなる)
  3. 保険料を払い終える年齢を決められる(一生払い続けなくてもよい)
  4. 保険料払込終了後は、支払った保険料より解約返戻金の額のほうが大きくなることがある
  5. 保険料は定期保険より高い
Googleの口コミ・評価付き!お近くの店舗で相談してみる

終身保険に入るときに確認すべき3つのポイント

終身保険に加入する場合は、以下の3つのポイントに注意するようにしましょう。

契約できる年齢と保険金額

商品によって、契約できる年齢や保険金額に制限がある場合があります。希望する条件で契約可能かどうかを事前に確認するようにしましょう。

保険料払込期間

保険料払込期間を何年、または何歳までに設定できるかは、商品によって異なります。特に貯蓄のために加入する場合は、保険料払込期間の設定によって貯蓄の有効性が変わってくるため注意が必要です。

解約返戻金の額

商品によって保険料積立金の貯まり方が違い、解約した場合の解約返戻金の額も違ってきます。保険設計書などにより、何年後に解約すると解約返戻金がいくらになるかという試算を提示してもらえるので、事前に確認するようにしましょう。特に貯蓄のために加入する場合は、解約返戻金がいくらになるのか、また支払った保険料に対して何%が戻ってくるのか(返戻率)をチェックしておくことが大切です。

終身保険はどんなときに加入すればよい?

終身保険は、一生涯保障が続くことと、加入期間によって解約返戻金が増えていくことが特徴です。また貯蓄性がある分、定期保険よりも保険料が割高になり、大きな死亡保障の確保にはあまり向いていません。この特徴を理解した上で活用するとよいでしょう。

いつ死亡するかに関わらず、必要なお金を残すための保険

終身保険の死亡保障機能としては、保障が一生続くこと、そして長期間加入し続けることがポイントです。期間限定で必要な死亡保障ではなく、タイミングや年齢に関わらず、死亡したときに必ず必要になる死亡保障を確保するための保険といえます。たとえば以下のようなケースが考えられます。

  • お葬式代やお墓代を残す: 死亡する年齢や家族構成などに関わらず、いつ死亡したとしてもお葬式やお墓の費用は必要になります。こうした死後の整理資金を確実に残すために終身保険に加入するケースがあります
  • 死亡時に特定の誰かに確実にお金を残す: 死亡した際、財産は法定相続人が分割して相続することになりますが、特定の誰かに間違いなくお金を残したい場合、その人を生命保険の受取人にしておくと、遺言などの手続きをとらなくても確実にお金を残せます。こうしたケースでも、保険期間が限定された保険ではなく終身保険が選ばれやすい傾向にあります

貯蓄性を生かした活用例

終身保険の貯蓄機能を生かして、将来必要となるお金を貯めていくという活用法もあります。

  • 老後資金の準備: 定年退職後の人生が長くなるなかで、介護や住まいのリフォーム、生活費の不足など、老後に予期せぬ資金需要が発生することもあります。そうした場合に備えて終身保険に加入しておき、あるいはもともと死後の整理資金用に入っていた終身保険を転用して、解約返戻金を活用する考え方があります
  • こどもの教育資金の準備: 学資保険で教育資金を積み立てる方が一般的ですが、終身保険(特に低解約返戻金型)の貯蓄性を生かして教育資金を準備することもできます。その場合は、保険料払込期間を10〜15年程度の短期間に設定するのが一般的です

終身保険の種類とその特徴

終身保険は、積立金の運用の仕方などのしくみの違いにより、いくつかの種類に分けられます。

種類特徴
終身保険(オーソドックスなタイプ)加入時に決めた保障が一生涯続き、万一の場合に死亡保険金を受け取れる基本となる保険
低解約返戻金型終身保険保険料を支払っている期間中に解約した場合の解約返戻金額を低くする代わりに、保険料を割安にしたタイプ
積立利率変動型終身保険保険会社が積み立てている資金の運用利率が、世の中の金利動向により変動するタイプ。ただし加入時の予定利率は最低保証される
変額終身保険積立金を株式などで運用するタイプ。運用成績により死亡保険金が増減するが、契約した死亡保険金額は最低保証される
外貨建て終身保険積立金を米ドルや豪ドルなどで運用するタイプ。外貨ベースでの死亡保険金額は決まっているが、そのときの為替レートにより日本円換算額は増減する

これらは組み合わせによって、低解約返戻金型の積立利率変動型終身保険や外貨建て終身保険など、さらに細かく分かれることもあります。近年は外貨建て終身保険が提案されるケースも増えていますが、為替変動によるリスクを伴う商品のため、メリット・デメリットや注意点をよく確認した上で検討することが大切です。

Googleの口コミ・評価付き!お近くの店舗で相談してみる

まとめ

終身保険は、生命保険の3つの基本となる保険のなかで、唯一保険期間が終身の保険です。そのため、死後の整理資金の準備に活用するという考え方が基本になりますが、相続対策や、貯蓄性を生かして将来の資金をためていくといった活用法もあります。契約できる年齢・保険金額、保険料払込期間、解約返戻金の額という3つのポイントを踏まえながら、自分の目的に合った終身保険を検討してみてください。

※本記事は編集部が作成した一般的な参考情報です。特定の商品・保険会社を推奨するものではなく、断定的な提案でもありません。実際の要否は、各代理店の窓口で保険募集人にご確認ください。統計・制度に関する数値は今後変更される可能性があるため、最新の情報をあわせてご確認ください。

執筆

ほけんスコア編集部

Googleの公開データをもとに保険の窓口を客観的に比較・解説する、ほけんスコアの編集チームです。

ほけんスコアとは

Googleの口コミ件数と評価のみを根拠に、保険ショップ・保険の窓口ブランドを客観的にランキング化した比較サイトです。運営者の主観を排し、実際に来店した利用者の評判を見て信頼できる窓口を選べます。

この記事をシェア

※シェアボタンのリンクはnofollowのため、直接の被リンク評価にはなりません。拡散をきっかけにした自然な被リンク獲得が目的です。

生命保険の記事一覧へ戻る