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積立型保険は貯蓄に向いている?

公開日:2026-09-19更新日:2026-09-19
積立型保険は貯蓄に向いている?

積立型保険の仕組みと掛け捨て型保険との違い、メリット・デメリット、向いている人の特徴を整理し、貯蓄手段として検討する際のポイントを解説します。

「貯蓄は保険でしている」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。保険料を払いながら将来のお金を準備できる「積立型保険」は、はたして貯蓄の手段として向いているのでしょうか。

ここでは、積立型保険の基本的な仕組みと掛け捨て型保険との違い、メリット・デメリット、活用する際のポイントを整理します。

積立型保険とは

積立型保険の代表格は、死亡保障と満期まで生存した場合の満期金がセットになった養老保険です。子どもの教育資金づくりを目的とした学資保険や、解約返戻金を一定期間経過後に高く設定した終身保険なども、この積立型保険に含まれます。

いずれも保険である以上、保障のための費用は貯蓄部分とは別に差し引かれています。保障と貯蓄のどちらに重きを置くかによって積立効果は変わってくるため、選ぶ際にはこの点を理解しておく必要があります。

死亡保障がほとんどない年金保険のようなタイプは、貯蓄に回る部分が大きく積立効果を期待しやすい一方、積立部分は市場金利の影響を受けるため、近年の低金利下では満期金や解約返戻金の水準がかつてほど高くない点にも注意が必要です。保障と貯蓄のバランスは商品によって大きく異なるため、目的に合わせて比較検討することが大切です。

掛け捨て型保険との違い

掛け捨て型保険は、払い込んだ保険料の多くが保障に充てられ、満期保険金がない点が積立型保険との大きな違いです。そのため、同程度の保険料であれば、掛け捨て型のほうが保険金額を大きく設定できます。定期保険などが代表例です。

なお、掛け捨て型と呼ばれる保険でも、保障期間が長期の商品では、将来の保険金支払いに備えて積み立てている「責任準備金」の一部が、途中解約時に解約返戻金として戻ってくる場合があります。ただし、長期の定期保険であっても途中解約時に解約返戻金がまったくないタイプもあるため、商品内容は契約前に必ず確認しておきましょう。

積立型保険のメリット・デメリット

メリット・デメリットは立場や考え方によって評価が分かれる部分もあります。それぞれの特徴を理解したうえで検討しましょう。

メリット

  • 保険料として自動的に引き落とされるため、計画的な貯蓄が苦手な人でも継続しやすい
  • 短期解約では元本割れのリスクがあるため、途中で引き出したくなる気持ちにブレーキがかかりやすい
  • 老後資金など、先の時期に必ず発生する支出への準備に活用しやすい
  • 生命保険料控除など税制上の優遇を受けられる場合がある(出典:国税庁「生命保険料控除」。2026年9月時点の制度では、一般生命保険料控除・介護医療保険料控除・個人年金保険料控除を合わせた適用限度額は所得税で12万円。23歳未満の扶養親族がいる場合、2026年分に限り一般生命保険料控除の上限が最大6万円に引き上げられる特例が設けられている)

デメリット

  • 銀行預金などと比べて流動性が低く、必要なときにすぐ引き出しにくい
  • 保険料のすべてが積立に回るわけではなく、一部は保障のための費用に充てられる
  • 学資保険であっても、契約内容によっては受け取る総額が払込保険料を下回る(元本割れする)ことがある
  • 死亡保障とセットになった終身保険などを解約すると、保障も同時になくなる

積立型保険が向いている人

月々コツコツ貯蓄することが苦手な人や、貯めたお金をつい使ってしまい計画的に貯蓄しづらいという人には、積立型保険の強制貯蓄的な性質が向いていると考えられます。また、大きな保障は今は不要でも、万が一への備えと将来の資金準備を同時に用意したい人にとっても選択肢の一つになります。

積立型保険を活用するポイント

保障内容で選ぶ

同じ積立型でも、保障のウェイトが高い商品と低い商品、満期保険金があるものとないものがあります。子どもの進学や住宅購入など、資金が必要な時期が明確な場合は学資保険や養老保険、老後資金の準備が目的で保障は他で確保済みの場合は年金保険というように、目的に合わせて商品タイプを選ぶことがポイントです。

中途解約をしない

短期での解約は元本割れなどのデメリットにつながりやすいため、加入時点で無理のない保険料を設定し、目的の時期までは安易に解約しないことが重要です。将来の資金計画に自信が持てない場合は、保険の窓口でライフプラン全体を相談してみるのもよいでしょう。

まとめ

積立型保険は、保障を確保しながら計画的にお金を準備できる手段の一つですが、流動性の低さや元本割れのリスクなど、銀行預金にはないデメリットも伴います。メリット・デメリットの双方を理解したうえで、自分にとって何のために貯蓄するのかを整理し、活用するかどうかを判断することが大切です。

※本記事は編集部が作成した一般的な参考情報です。特定の商品・保険会社を推奨するものではなく、断定的な提案でもありません。実際の要否は、各代理店の窓口で保険募集人にご確認ください。統計・制度に関する数値は今後変更される可能性があるため、最新の情報をあわせてご確認ください。

執筆

ほけんスコア編集部

Googleの公開データをもとに保険の窓口を客観的に比較・解説する、ほけんスコアの編集チームです。

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